シェアする

ンジョロゲがレゲエ映画「ロッカーズ」を追っかけてホースマウスに会った話

※シャンティタウンオリジナルメンバーNJOROGEのJAMAICA旅行記※

四半世紀たった今なお売れ続けている
レゲエ映画の不朽の名作「Rockers」

レコード配達ビジネスを思いついたドラマー
リロイ”ホースマウス”ウォリスがバイクを買ったものの
それを盗まれてしまい、取り返しに行くというストーリー。

おすぎ先生なら間違いなく星1つだろう。

しかしその音楽・ファッション・ライフスタイルに魅せられ、
どれだけの人がジャマイカへ旅立った事だろう。

僕もその一人で、2004年ジャマイカへ旅立った。
映画ロッカーズが制作されて26年の月日が経っていた。

不安だった事はショーン・ポールやエレファントマンといった
ダンスホールレゲエ全盛の中、ジャマイカを訪れた僕のような日本人が
「ロッカーズのようなご機嫌なルーツ・レゲエが見たい!」

と言うのは日本にきたジャマイカ人が
「かぐや姫のようなヤーマンなフォークグループが見たい!」
と言うのと同義なのではないかという事。

そんな不安を抱えたままではあったが、
モンテゴベイの空港に到着すると早速キングストンへ向かった。

キングストンは暴力の匂いがまとわりつく危険な街だ。
ただの観光ならこんなところへ来ずモンテゴベイやネグリルでリゾートを満喫したほうがいいだろう。
しかしせっかくきたからにはロッカーズと楽しい時間を過ごしたい。
僕はキングストンでスタジオを回ってみる事にした。

TuffGongスタジオへ行き警備員に袖の下饅頭を渡しレコーディングをしばし見学。
暇そうなミュージシャンに
「ホースマウスに会いたいんだけど」と言ってみたところ、

「ヤーマン!ホースマウスなら友達だから電話してやる」

なんと!!ロッカーズがそんな簡単にヤーマンしてくれるのか!!
僕は愛と勇気の魔法「ヤーマン」を繰り返し唱えて待った。

やってきた男は映画より26歳年をとったホースマウスだった。

「今からスタジオ・ワンでレコーディングだから一緒行くか?」

僕は2つ返事でスタジオ・ワンへ向かった。
その車内、僕はホースマウスに映画「ロッカーズ」について聞いてみた。
彼は「ヤーマン。今でもこの映画は誇りだし、愛している。」
と語ってくれた。

スタジオ・ワンに到着するとその庭の大きな木の下でたくさんの
ミュージシャンが集まってチャリスをまわしくつろいでいた。

なかには名曲「Rivers of Babylon」で知られるメロディアンズや
DeeJayのオリジネーター、キング・スティットもいた。

スタジオ・ワンのボス、コクソン・ドットに挨拶をし、
スタジオにはいるとレコーディングしていたのは
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのギタリスト、ジュニア・マーヴィンだった。

そしていよいよ目の前でホースマウスがドラムを叩く!

狂う事なく刻み続ける職人的なハイハット、
乾いた音のタム、バスドラはダンスしているかのようで、
ベースのアール・バガ・ウォーカーとともに
ドープで深~いリズムをつくりだし、
それにジュニア・マーヴィンの美しいファルセットが溶け込んだ。
究極の至福、極上のひと時だった。

その後のジャマイカ滞在中、何度かホースマウス宅にもオジャマした。
HORSEMOUTH IN DUBという素晴らしいダブのCDをくれたり
ラスタが集う食堂に連れていってくれたりと
彼はすごく優しいとても素敵なラスタ・マンだった。
ありがとうホースマウス!!

NjorogeとHorsemouth

今のジャマイカにはダンスホール・レゲエしかないんじゃないかという出発前の不安は、
初めてナマで彼らの音楽を耳にした瞬間、僕の意識とともにブッ飛んだ。

目の前にある音楽は間違いなく”ロッカーズ”だったし
ダンスホール・レゲエのアーティストのロッカーズへの想いは
氷川きよしのサブちゃんへの想い同様(?)、強いリスペクトだった。

帰国前、旅する雑貨屋シャンティタウンの買い付けで
あらかじめメボシをつけておいたラスタグッズを買い込んだ。

こうして僕のジャマイカ旅行は終り、楽しい想い出とともに帰国した。

でもJah-panと Jah-micaはJAHで繋がっているんだって。
ヤーマン!

Rockers見てない人はさわりだけでもこちらでどうぞ。
冒頭、Satta Massa Ganaをバックに導師が
愛について話す大好きなシーンです。
英語字幕しかなかったので日本語訳を下につけときます。


ようこそ。皆様に愛を!私は声を大にして訴えたい。 すべての人に愛と、あらゆる肌の人々の連帯と あらゆる国の人々に完全なる自由を訴えたい。 すべての人間が愛によって結ばれ生きるなら この世に戦争の危機があろうとも 解決できない問題はひとつもない。 私は訴える。愛こそすべてだ。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク