エケコ(エケッコー)とは
エケコとはアンデス地方のお土産屋さんで見かける縁起の良い神さまの人形。
ボリビア、ペルーのアンデス高地のアイマラ族という原住民の間で大切にされている福の神。ちょび髭ををたくわえ、いつも陽気に笑っています。
エケコ人形は繁栄と豊穣を象徴する伝統的な人形で、幸運をもたらすとされます。主にアイマラ文化に根ざし、人々はエケコに対してタバコ、紙幣、食品や家具のミニチュアを贈ることで、願いを叶えることを願います。この習慣は特に1月のアルサス祭りで顕著に見られ、ラパスでは多くの人々がエケコ人形を購入し、自宅やビジネスの繁栄を願っています。
アイマラ(Aymara)族とアイマラ文化
アイマラ(Aymara)族は、チチカカ湖周辺に住む南米インディオの一部族。アイマラ文化は、南米アンデス地域に起源を持つ古い文化で、特にボリビア、ペルー、チリの一部で見られます。この文化は紀元前1500年頃に始まり、インカ帝国の前に存在していました。アイマラ人は農業、織物、陶器製作に優れ、祖先崇拝や自然との調和を重んじる宗教観を持っています。彼らの社会組織、言語、祭りは今日まで続いており、アンデス地域の文化的アイデンティティを形成しています。
エケコさまへのお願いと感謝
エケコ(エケッコー)人形の首から欲しい物のミニチュアをつけると、その願いが叶うと信じられています。
感謝の気持ちをこめて、火曜日と金曜日にタバコ(マルボロが特に好きといわれている)を吸わせると喜んでくれます。