男はつらいよ車寅次郎の名言集

 昭和男のノスタルジー、フーテンの寅さんの名言を集めてみました。

男はつらいよ 車寅次郎先輩の名言集

寂しさなんてのはなぁ、歩いているうちに風が吹き飛ばしてくれらぁ。
見知らぬ土地を旅してる間にゃ、そりゃ人に言えねぇ苦労があるのよ。

旅というものはな、行き先を決めてから出かける、というもんじゃねぇんだよ。

旅のことば集【旅のことわざ 旅人の名言 旅の句など】

第3作 男はつらいよ フーテンの寅(昭和45年1月 公開)

インテリというのは自分で考え過ぎますからね、そのうち俺は何を考えていただろうって、分かんなくなってくるわけなんです
つまり、このテレビの裏っ方でいいますと、配線がガチャガチャにこみ入ってるわけなんですよねえ。
ええ、その点私なんか線が一本だけですから、まぁ、いってみりゃ空ッポといいましょうか、叩けばコーンと澄んだ音がします。なぐってみましょうか?

第4作 新 男はつらいよ(昭和45年2月 公開)

「なに、おばちゃんはねホエアイズ・ イズ トイレットこれだけ覚えていればいいんだよ」
竜造「俺はギブミーウィスキーだな」
「ちげえねえや」
さくら「お兄ちゃんは?」
「決まってるじゃねえか、アイラブユーよ」

第10作 男はつらいよ 寅次郎夢枕 (昭和47年12月 公開)

いいかい恋なんてそんな生易しいもんじゃないんだぞ。飯食う時だってウンコする時だって、いつもその人のことで頭がいっぱいよ。
何かこう胸の中が柔らかくなるような気持ちでさ、ちょっとした音でも例えば千里先で針がポトンと落ちてもアーッとなるような、
そんな優しい気持ちになってその人のためなら何でもしてやろう。命だって惜しくない。寅ちゃん、私のために死んでくれる?って言われたら
ありがとうと言ってすぐにでも死ねる。それが恋というものじゃないだろうか?

第11作 男はつらいよ 寅次郎忘れな草(昭和48年8月 公開)

言ってみりゃ、リリーも俺と同じ旅人さ 見知らぬ土地を旅してる間にゃそりゃ人に言えねえ苦労があるのよ
例えば、夜汽車の中、少しばかりの客はみんな寝てしまって、なぜか俺一人だけがいつまでたっても眠れねえ
真っ暗な窓ガラスにホッペタくっつけてじっと外を見ているとね、遠くに灯りがポツンポツン
あー、あんな所にも人が暮らしているかあ 汽車の汽笛がポーツ ピーッ
そんな時、そんな時よ、ただわけもなく悲しくなって 涙がポロポロこぼれてきちゃうのよ


人生に、寅さんを。 『男はつらいよ』名言集

第12作 男はつらいよ 私の寅さん(昭和48年12月 公開)

とうだい、旅は楽しかったかい?例えこれがつまんない話でも、面白いねぇといって開いてやらなきゃいけない。
長旅をしてきた人は優しく迎えてやらなきゃなぁ

第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘(昭和50年8月 公開)

あいつも俺とおんなじ渡り鳥よ。腹空かしてさ、羽根けがしてさ しばらくこの家に休んだまでのことよ
いずれまた、パッと羽ばたいて、あの青い空へ な、さくら、そういうことだろう

第17作 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(昭和51年7月 公開)

この家で揉め事があるときはいつも悪いのはこのオレだよ。でもなあ、さくらオレはいつも、こう思って帰って来るんだ。
今度帰ったら、今度帰ったらきっとみんなと仲良く暮らそうってあんちゃんいつもそう思って

第29作 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(昭和57年8月 公開)

風の吹くまま気の向くままってやつだよ。
道の真中でよ、こうやって指にツバキつけるだろ
で、こうやって出すわけだよ。
ふっと風が吹いてきたなって方へ一緒につられて
フワフワフワフワっと行っちゃうわけだ


人生に、寅さんを。 『男はつらいよ』名言集2

第32作 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(昭和58年12月 公開)

大丈夫、そんな心配するこたあ、ありませんよ。男の子はね、おやじと喧嘩して家を出るくらいでなきゃ一人前とは言えません、私がいい例です

第41作 男はつらいよ 寅次郎心の旅路(平成元年8月 公開)

どこの川の流れも同じだなあ 流れ流れて、どこかの海に注ぐんだろう?

第16作 男はつらいよ 葛飾立志篇(昭和50年12月 公開)

「姉ちゃんは、何のために勉強をしているんだい?」
「さぁ・・・」
「考えてみたことは、ねえかい?」
「そうですね・・・つまり」
「己れを知るためよ」

「おい労働者諸君!君らもハンマーを捨ててペンを取れ!聞こえているのか?」

第24作 男はつらいよ 寅次郎春の夢(昭和54年12月 公開)

日本の男はそんなこと言わないよ。何も言わない。目で言うよ。「お前のことを愛してるよ」
すると目で答えるな「悪いけど、私あんたのこと嫌い」するとこっちも目で答えるな「わかりました、いつまでもお幸せに・・・」
そのままくるっと背中を向けて黙って去るな。それが日本の男のやり方よ

第27作 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(昭和56年8月 公開)

忘れるってのは ほんとうにいいことだなぁ

第28作 男はつらいよ 寅次郎紙風船(昭和56年12月 公開)

「わかんねえもんだな、人の命なんてものは。はやい話がよ、このオレが今晩ぐっすり寝て明日の朝、パチッて目を覚ましたら死んでるかもしれないからな」
満男「死んでたら目を覚まさないよ」

第39作 男はつらいよ 寅次郎物語(昭和62年12月 公開)

満男「伯父さん、人間てさ、人間は何のために生きてんのかな?」
「難しい事聞くな・・・何というかな あぁ、生まれて来てよかったな、って思う事が何べんかあるんじゃない。そのために生きてんじゃねえか」
満男 「ふーん」
「そのうち、お前にもそう言う時が来るよ な まぁ、がんばれ」

第40作 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(昭和63年12月 公開)

満男「じゃ、何のために勉強するのかな?」
「え、そう言う難しい事は聞くなって言ったろう。つまり、あれだよ、ほら人間長い間生きてりゃいろんな事にぶつかるだろう。
な、そんな時オレみてえに勉強してない奴は、この振ったサイコロの出た目で決めるとかその時の気分で決めるよりしょうがないな、
ところが、勉強した奴は自分の頭で、キチンと筋道を立てて、はて、こういう時はどうしたらいいかなと考える事が出来るんだ。
だからみんな大学行くんじゃないか、そうだろう。」

第42作 男はつらいよ ぼくの伯父さん(平成元年12月 公開)

俺はな、学問つうもんがないから上手い事はいえねえけれども
博がいつか俺にこう言ってくれたぞ自分を醜いと知った人間は決してもう、醜くねえって

第46作 男はつらいよ 寅次郎の縁談(平成5年12月 公開)

「満男、伯父さんの顔をよーく見るんだぞわかるな、これが一生就職しなかった人間のなれの果てだお前もこうなりたいか?」
「オレだって、反省することはあるさ」

第47作 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様(平成6年12月 公開)

くたびれたなんていうのはな何十遍も失恋した男の言う言葉なんだよ。
お前、まだ若いじゃないか燃えるような恋をしろ
大声出して、のたうち回るような恥ずかしくて死んじゃいたいような恋をするんだよ

第45作 男はつらいよ 寅次郎の青春(平成4年12月 公開)

思ってるだけで何もしないんじゃな愛してないのと同じなんだよ。
お前の気持ちを相手に通じさせなきゃ愛してんなら態度で示せよ