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タイ料理にかかせない石の臼 クロック・ヒン
今日は、道具のお話です。
ครกหิน クロック・ヒン(臼・石)
タイ料理にかかせない石の臼です。
わが家にあるクロックヒンは、
かれこれ17〜8年前、
タイに行く友だちに、
「おみやげ何がいい?」と聞かれ、
「クロックヒンがほしい!」と図々しく言ってみたところ、
本当に買ってきてもらえた!!やったー♡♡
というものです笑。
重かったでしょうに。
なんと彼女は、
自分の分も含めて、2つのクロックヒンを
バックパックに詰めて帰国したのでした。
この場をかりて。
あらためてどうもありがとう、Kちゃん◎
それ以来、ずっと我が家の宝物。
使うたびに心のなかで、
「ありがとう Kちゃん!」とつぶやきます。
そして、このクロックには、なぜか、
『หินแท้ 100%(100%本物の石)』と、
油性マジックで書かれていて、
もちろん洗っても落ちません。
タイ人の友だちと、
『クロックヒンは、
石100%は、当たり前じゃないの?!
逆に、100%じゃないものがあるの?!』
と大笑いしたことがあって、
そんなこんな、と、
私にとって、とても思い出深いものなのです。
前置きが長くなりました。
そのクロックヒン。
タイ料理では、にんにくや唐辛子、
粒胡椒や、パクチーの根っこなどを潰すのに使います。
また、スパイスを潰しながら
ナムプラーやレモン汁などの調味料を混ぜ合わせていき、
ソースやディップ、ペーストを作ったり、と、
ボウルのような役割もします。
日本で言うすりこぎ部分にあたる、
สาก サークと呼ばれる棒も、
もちろん石で出来ているので、
わりと重いのですが、
にんにくや胡椒なんかが
おもしろいほどあっという間に潰れます。
タイ料理だけでなく、
冬には、チャイのスパイスを潰したり、
唐揚げを作るときの、生姜すりおろし、
なんかも、あっという間。(叩き潰し、ですけど。)
サークを使えば、
たたききゅうり(加減してくださいね)、
氷を割ったり、など、
叩くことならなんでもお手のもの。
先日は、水餃子の皮を伸ばすのに、
サークを使いました。
写真のピタパンを捏ねるのにもサーク。
→いえいえ、ちゃんとした道具があれば、
それを使ったほうがいいですけど。
手入れも、普通に洗って乾かすだけ。
匂いもつきづらく、
少々乱暴に扱っても割れる心配もありません。
と、便利なことばかり◎◎
インターネットでも販売していますが、
値段も約3,000円から、とお手頃です。
小さいサイズのものは、
『インテリアにも♪』と紹介されてます。
確かに、料理好きはアピールできるかもしれません。笑
それだけじゃなくて。
やっぱり、スパイスをコツコツと潰して、
漂ってくる香りも味わいながら、
いろんなことに思いを巡らせながら、
お料理するのって楽しいですよね♪
ということで。
タイ食材店で働き始めたわけでもないですし、
訪問販売もしませんが、
タイ料理を作る方、
そうでなくても、調理道具好きな方に、
ぜひぜひおすすめです♪
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