クロックヒン

クロックヒン
タイ料理TAWAN FACEBOOKページ https://www.facebook.com/tsukiichithaifoods/

タイ料理にかかせない石の臼 クロック・ヒン

今日は、道具のお話です。

ครกหิน  クロック・ヒン(臼・石)

タイ料理にかかせない石の臼です。
 

わが家にあるクロックヒンは、
かれこれ17〜8年前、
タイに行く友だちに、
「おみやげ何がいい?」と聞かれ、
「クロックヒンがほしい!」と図々しく言ってみたところ、

本当に買ってきてもらえた!!やったー♡♡

というものです笑。

重かったでしょうに。
なんと彼女は、
自分の分も含めて、2つのクロックヒンを
バックパックに詰めて帰国したのでした。
 

この場をかりて。
あらためてどうもありがとう、Kちゃん◎
  

それ以来、ずっと我が家の宝物。
使うたびに心のなかで、
「ありがとう Kちゃん!」とつぶやきます。
 

そして、このクロックには、なぜか、
『หินแท้ 100%(100%本物の石)』と、
油性マジックで書かれていて、
もちろん洗っても落ちません。

タイ人の友だちと、
『クロックヒンは、
石100%は、当たり前じゃないの?!
逆に、100%じゃないものがあるの?!』
と大笑いしたことがあって、

そんなこんな、と、
私にとって、とても思い出深いものなのです。

前置きが長くなりました。
そのクロックヒン。
タイ料理では、にんにくや唐辛子、
粒胡椒や、パクチーの根っこなどを潰すのに使います。
 

また、スパイスを潰しながら
ナムプラーやレモン汁などの調味料を混ぜ合わせていき、
ソースやディップ、ペーストを作ったり、と、
ボウルのような役割もします。
 

日本で言うすりこぎ部分にあたる、
สาก サークと呼ばれる棒も、
もちろん石で出来ているので、
わりと重いのですが、
にんにくや胡椒なんかが
おもしろいほどあっという間に潰れます。
 

タイ料理だけでなく、
冬には、チャイのスパイスを潰したり、
唐揚げを作るときの、生姜すりおろし、
なんかも、あっという間。(叩き潰し、ですけど。)
 

サークを使えば、
たたききゅうり(加減してくださいね)、
氷を割ったり、など、
叩くことならなんでもお手のもの。
 

先日は、水餃子の皮を伸ばすのに、
サークを使いました。
写真のピタパンを捏ねるのにもサーク。
→いえいえ、ちゃんとした道具があれば、
それを使ったほうがいいですけど。
 

手入れも、普通に洗って乾かすだけ。
匂いもつきづらく、
少々乱暴に扱っても割れる心配もありません。

と、便利なことばかり◎◎
 
 

インターネットでも販売していますが、
値段も約3,000円から、とお手頃です。
小さいサイズのものは、
『インテリアにも♪』と紹介されてます。
確かに、料理好きはアピールできるかもしれません。笑

それだけじゃなくて。
やっぱり、スパイスをコツコツと潰して、
漂ってくる香りも味わいながら、
いろんなことに思いを巡らせながら、
お料理するのって楽しいですよね♪

ということで。
タイ食材店で働き始めたわけでもないですし、
訪問販売もしませんが、
 

タイ料理を作る方、
そうでなくても、調理道具好きな方に、
ぜひぜひおすすめです♪

タイ料理TAWANについて

タイ料理tawan
タイ料理TAWAN 現在沖縄宮古島。